ブリマー・ブルーイング~スコット・ブリマー インタビュー その6/カリフォルニア・ラブ

ブリマー一族は働くのが好き

―ビール以外に、飲むお酒はありますか? 好きなお酒はある?

SB いや、ビールだけ。大学生の時は、そうじゃなかったけどね。皆と同じ(笑)。バカみたいな飲み方もしたよ。

―テキーラショットとか?

SB そうそう。体質的に、ビール以外のお酒はあんまり合わないみたいなんだ。ウィスキーみたいなハードリカーだと、二日酔いしたり、飲んだ時のことを良く覚えていない、とかいうことが良くあるね。お正月に日本酒をちょっと飲んだり、とかその程度だったら問題ないよ。全く受け付けないとか、そういうのではないけど自分から、ビール以外のものを飲もうとはしないな。

20代の時からそうなんですか?

SB そう。ビールだけが好きだね。でも、今の仕事のことを考えると、この体質で良かった、と思ってるよ。

―チコは出身地なんですか?

SB チコはシェラネヴァダ・ブルーイングとカリフォルニア大学チコ校があるところ。僕はそこから少し離れたモデスト、という街で生まれて育った。チコに住んだのは大学に通うため。モデストは映画監督のジョージ・ルーカスの出身地でもある。アメリカン・グラフィティって映画、知ってる?

―もちろん。

あの映画に出てくるメルズ・ドライブインのあるところがモデスト。

―今もあるんですか?

SB うん、今もあるよ。メルズ・ドライブインはカリフォルニアに何軒かあって、ほとんどの日本人はメルズ・ドライブインはLAのお店、と思ってるだろうけど、最初は確かサンフランシスコ。で、そのあとにモデストにもできた。何号店なのか知らないけれど、とにかく、ジョージ・ルーカスが若い頃にはもうあって、その時代から50年代の内装で、クールだった。ジョージ・ルーカスがアメリカン・グラフィティで描いたあの町は、まさにモデストのことだよ。実際のところ、モデストは、あの映画みたいな感じ。メルズに行って、クルマで町を流して、女の子をナンパして…週末はそれで終わり。

―モデストに、戻って住みたいと思いますか?

SB いや。思わない。僕のビジネス拠点はここだから。

―モデストはのんびりした平和な街? 映画、アメリカン・グラフィティに描かれた当時のまま? 平和だけど、ちょっと退屈というか。

SB うーん…今はそうとも言えないかなあ。ホームレスも増えてるし、ドラッグがらみの犯罪とか、そういうのもけっこうある。ちょっと危ないかな。まあ、僕の両親は全然問題ない、と言ってるけどね。

息子を育てることを考えても、川崎はいいよ。川崎って、日本の世論ではいろいろと言われることも多いみたいだけど、すごくいいところだと思う。

―ご家族は今も、皆さん、モデストにお住まいなんですか?

SB 両親はね。姉が1人いるんだけど、ダンナと娘2人と一緒にオークランドの近くにいる。仲のいい家族だよ。NBA見てるんだよね?

―はい。ずっと見てますよ。

SB ゴールデンステイト・ウォリアーズのオラクル・アリーナから車で30分のところに住んでいるよ。通称イーストベイってところ。

―ご両親はお元気ですか?

SB まあ、おおむね大丈夫。母親は今も元気に働いている。父親のほうは学校の先生だったんだ。だけど、今はちょっと内蔵に問題があって、体調完璧ってわけではないかな。

―お母さんは料理、上手でしたか?

SB いや、あんまりやらなかったな。母親はビジネスパーソン。好き嫌いもけっこうあったから。自分で食べたいものは自分で作る。ウチはそういう家族。だから、自分で料理した。

―じゃあ、ご自身は料理は得意?

SB いや、カンタンなものだけだね(笑)

―ブルワーになる、と言った時、ご両親は何と言いました?

‐スコット、そりゃ大変な仕事だぞ。やれるのか? 覚悟はあるのか?

‐やれる。全く問題ないよ。

‐そうか、じゃあ行け。頑張れよ

……そんな感じかな。ブリマー一族は働き者なんだ。特に祖父母のほうの家族は自分で商売をしている人が多い。祖父はクリーニング屋でね、遊びに行っても仕事の手を止めないんだ。遊びに行くとクリーニングを終えたカーテンの配達を良く手伝った。学校がクリスマス休暇の時でも、だよ。だけど、子供のころの僕はそれが全然イヤじゃなかった。働くのが好きなんだ。

―大学に通っていた時から、自分でビジネスをやろうと思っていたんですか?

SB いや。全く。こうなったのは、いわばハプニングだね(笑)。

―哲学科に進んだのは何故ですか? 作家になろうと思っていた、とか?

SB アメリカの大学は、最初の2年間は基礎コースで、専門分野を選ぶのは3年目からなんだよね。その基礎コースで取得した単位のうち、哲学分野に近いものが多かった。だから、まあ自然な流れでそうなった。作家なんて、全く想像もできないよ。ホント言うと、むしろサイエンス方面のほうが得意なぐらいで、数字を扱うのは好きだし、向いていると思う。

―もし、ブルワーになっていなかったら、何になっていたと思います?

SB うーん…考えたこともないなあ。でも、体を動かすのは好きだし、スポーツ全般が好きなんで、フィジカルトレーナーとか、そんな系統の仕事を目指していたかもしれない。

―サッカーをやっていたんですよね。

SB サッカーだけじゃないよ。フットボール、テニス、サーフィン、スノーボード、あと自転車が得意。北カリフォルニアの大会で2位になったことがある。陸上競技、あと、レスリングもやった。

―文学、科学、スポーツの3つだったら、どれが得意?

SB ああ、そういう意味だったら、間違いなくスポーツ。だから、その分野で、ちゃんと仕事になるものを想像すると、サッカーの審判か、あとはライフガードといったところかな。

※スコット・ブリマー インタビュー次回はいよいよ最終回です。インタビューの内容は「メニュー」→「4周年記念! スコット・ブリマーインタビュー」で、最初から通してご覧いただけますよ。

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